現在時点で、私が把握している仏教についての概略です。
私が理解している仏教の基本
ブッダの言葉どおり、仏教とはその教えが師です。教理が中心となります。
最終目的は解脱することです。
実践主義であり、現実中心、理性的、合理的で、透明な教えです。
解脱するために中心となるものは、瞑想です。論理により英知を得るのではなく、実践を通して英知を得ることが仏教の方法です。
修行の行程の概略
修行者は、八正道に従い、正しい生活を送り、瞑想の準備をする。
正しい生活を送りながら、瞑想を実践し、瞑想の各段階をのぼる。
瞑想により英知を得、解脱する。
修行者が解脱し、覚醒者となれば、その慈愛がこの世のあらゆる生きものに恵みを降りそそぐ。
教えの基本、重要語
四聖諦
仏教の根本真理。釈尊の最初の説法とされる。すなわち、苦しみと、苦しみの成り立ちと、苦しみの滅却と、苦しみの滅却へ至る道。
中道
官能欲を満足させる生き方と苦行の生き方を避け、正しい道を歩むこと。 釈尊が最初に説いた説法(初転法輪)の一つとされる。「中」は中途半端の中ではなく、二辺からの超越である。
八正道
正しい瞑想へとつながる、正しい道。すなわち、正見(正しい見解、智慧 四諦の一つ一つを知る)、正思(正しい思い・意欲 煩悩、怒り、傷害の否定)、正語(正しいことば うそ、悪口、暴言、戯言の否定)、正業(正しいおこない 殺生、盗み、邪淫の否定)、正命(正しい生活 法にかなった衣、食、住)、正精進(正しい努力・修行 善への努 力)、正念(正しい気づかい・思慮 身・受・心)、正定(正しい精神統一・集注)
五戒
仏教の基本的戒律。 不殺生、不偸盗、不妄語、不邪婬、不飲酒。
法、ダンマ
五蘊
色受想行識
六入説
六処、六内処、六根 眼・耳・鼻・舌・身・意
六境、六外処 色・声・香・味・触・法
六処+六境 = 十二処
六処+六境+六色 = 十八界
十二因縁
四聖諦をさらに細かく解説したもの
順観、逆観
三法印、四法印
諸行無常、一切皆苦、諸法無我、涅槃寂静
涅槃 ニルヴァーナ
四無量心
慈悲喜捨
以上にあげた重要語を中心にさらに深く学び、また正しい生活、正しい瞑想を心掛け実践し、正しい智慧を得られるように努力します。