シンプルライフ、楽をするばかりではいけない


蓮の花

シンプルライフは、仏教でいうところの知足だと思います。

足るを知る、ということ。

知足を実践すれば、心を穏やかに、平静にして過ごすことが出来ます。欲望にあくせくすることなく、守るものも少ないですからね。

シンプルライフ、知足の生活は、慣れてしまえば実になのです。既に実践している方は、実感していることでしょう。


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善法に足るを知らず

しかし、最近、興味深いお話を拝見しました。知足は怠惰に繋がる恐れがあると。知足が生まれた仏教の、お坊さんからのお言葉です。

知足とは何のためにあるのか、それを考えるように、とのことです。つまり、知足とは楽をするためにあるのではない。知足することによって、時間労力思考を節約し、そのエネルギーを善法を実施することにあてましょう、ということなのです。善法とは、善なる行い、創造や仕事のことです。

なるほどと思いました。そして、自分も知らず知らずのうちに、それを実践していると感じました。シンプルライフを試みるようになってから、創造的な作業に多くの時間やエネルギーをあてることが、出来るようになったのです。

知足する、足るを知るのは、生活上の消費物質についてであり、善法を行うにあたっては知足せず。

善い行いや立派な仕事をするのに、足るを知ってはいけない、知足の楽な一面だけを捉えてはいけない、そういうお話でした。

以下の書籍より学びました


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