確定申告の季節になりました。そこで私も早々に、e-Taxによる確定申告を行うことにしたのです。ところがどうでしょう。一年ぶりに立ち上げたe-Taxソフトは、虚しくも途中で、動作停止するではありませんか。
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エラーの状況
私は焦りました。原因はすぐに思い当たりました。OSをWindows7から10へとバージョンアップしていたのです。他のアプリケーションは問題なく動作していたので、すっかり安心しきっていたところでした。だがまさか、ここにきてe-Taxソフトが動かないとは。
ここは素直にあきらめて、紙による確定申告に切り替えようか。だがしかし、インターネットによる確定申告をするためだけにわざわざカードリーダーを購入し、また住基カードも作って電子証明書を用意したのです。
お国が用意したアプリが、たかだかOSをバージョンアップしたくらいで動かなくなるはずはない。そう考え私は、e-Taxソフトを何が何でも動かす決意を固めたのです。
最初の対処
さて、e-TaxのWebページを見ると、対応OSにはWindows10も入っています。それではなにが悪さをしているのか。ブラウザだろうか。e-Taxの対応ブラウザはIEだけのようです。よって、通常使うブラウザをChromeからIE11に変更。しかしe-Taxは起動せず。
インターネット上に答えを求めると、ユーザーアカウント制御に問題があるのでは、という答えを得ました。なるほど、それはあり得る。ユーザーアカウント制御では、他のアプリでも痛い目にあった記憶がある。
早速、ユーザーアカウント制御を、通知しない、に設定。しかし結果は変わらず。私の環境では効果がなかったようです。けれどもこの方法で解決する方もいるかもしれません。一応、設定方法を以下に記述しておきます。
ユーザーアカウント制御を、通知しないに設定する方法(Windows10の場合)
1.スタートメニューで、設定をクリック。
2.設定ウインドで、「ユーザーアカウント制御」を検索。
3.検索結果に「ユーザーアカウント制御設定」と出るのでクリック。
4.ユーザーアカウント制御の設定ウインドで、スライドバーを一番下に下げ、通知しないに設定する。OKをクリック。
なお設定を有効にするには再起動が必要です。 セキュリティの関係上、問題解決後は、元に戻すことをお勧めします。
解決策
さて、私の場合はどのように解決したか。結果としては以下のようになります。
バージョンアッププログラム接続確認をキャンセルする。これだけで、e-Taxソフトは正常に起動するようになりました。つまりバージョンアッププログラム接続確認が、悪さをしていたのでした。(あるいはWindows10の悪さの対象にされた)
以上のような結果になりましたが、まとめると次の手順になります。
1.e-Taxソフトを起動。最初は最新バージョン確認のため、インターネット接続をOKする。
3.追加後、e-Taxソフトは起動しようとするが、動作を停止する。
4.再度、e-Taxソフトを起動する。
5.バージョンアッププログラム接続確認をキャンセルする。
警告メッセージにもOKする。
以上でe-Taxソフトは無事に立ち上がる……はずです。
*上記は、今年最初に立ち上げた場合の手順です。すでに追加インストールが済んでいる場合は、最初からバージョンアッププログラム接続確認をキャンセルしてかまいません。
まとめ
わかってしまえば簡単でしたが、ここにくるまでは相当苦労しました。何度も再インストールを繰り返し、またインターネット上を、答えを求めて彷徨い歩いたりもしたのです。一日を無駄にした、といってもいいでしょう。
そこで私と同じ障害にみまわれた皆さんが、余計な時間をつぶさないようにと、この記事を載せることにしました。
以上、お役に立てれば幸いです。