スッタニパータの慈しみの詩を自分用にアレンジしてみました


慈しみ

スッタニパータから慈しみの詩を書きだしてみました。

中村元先生の訳は、原文に忠実であるため非常に価値の高いものですが、私が詠唱してすんなり私の頭に入るように自分の言葉に直してみました。

いわば、中村先生がパーリ語から日本語に訳し、私が日本語から慈円語に訳したというわけです。

おこがましいですが、慈しみは仏教にとって重要な思想なので、自分の心にしみ入るようにと考えたものです。

慈しみの詩

理想なる人、平安の地にて

正直でやさしく謙虛なる人

質素なる暮らしにて、もろもろの感官静まり、聡明なる人

一切の生きとし生けるものの幸せを願う

何人なりともあざむくことなかれ

怒りをいだき、他人を苦しめる事なかれ

母が命をかけて子をまもるがごとく、一切の生きとし生けるものに無量の慈しみを抱かし

常に慈しみの心を保つ

この有りようを崇高な境地と呼ぶ

邪まな想いにとらわれず、戒めをまもり、いつも気をつけて観て、もろもろの貪りを除いた人、再び生まれることなき


皆さんも気になる詩があったならば、自分の言葉になおしてみるのはいかがでしょうか。

学術的には間違っている文言があったとしても、その詩の本質が正しく著されていて、自分の魂に響くようであれば良いかなと考えます。


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