初期仏教についての私の思い


金口

私が学ぼうとしている初期の仏教についてです。

初期仏教

ここで言っている「初期の仏教」ですが、私の想定しているのは、お釈迦様が直接説いたと言われている教えのことです。

いわゆる金口というものです。

現在日本で広く普及している大乗仏教は、すぐれた教えではありますが、お釈迦様が直接説いた教えではありません。

後世に生まれた、天才たちが仏教を元に展開した新しい教えです。

仏教は寛容な教えであるため、多くの宗派が存在します。

その中で私は、お釈迦様が直接説いた教え、原始仏教ともいわれ金口とも呼ばれる初期の仏教について興味を持ち、深く学びたいと思ったのです。

仏陀の説いた教えは、大乗仏教のようにきらびやかなものではなく、とてもシンプルで現実的な教えでした。

仏陀の神秘的な伝説や、神々のお話、呪術的な儀式などは、仏滅後、何百年も経ってから次第に付加されたものです。それはそれで、その時代、その土地に適合したものとして、民衆に仏教を広めることに役だったことでしょう。

しかし、現代においては、むしろ初期仏教のシンプルで現実的な教えがふさわしいと、私は考えました。

仏陀の教えは、現実重視、実践主義です。現実重視とは、功利主義的な安っぽい現実主義とは違います。怪力乱神の類を相手にしない、極めて現実を重視した教えです。

また、いわゆる形而上学的な問題も相手にしませんでした。不毛な議論は、なんら仏陀の教えの実践に寄与しないからです。

私は、釈尊の教え通り、仏教に学びつつも理論にとらわれず、正しい生活や瞑想などの実践を通して、正しい智慧を会得したいと考えています。


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