十六考察をひと通り学んできた私の現在の状況


瞑想の状況

ラリー・ローゼンバーグの「呼吸による癒し」の十六番目の考察までをひと通り学んできた、私の現在の状況についてです。

現在の瞑想の方法

十六番目の考察まで一応進んでは参りましたが、瞑想の内容としてはまだまだで、実情としては、書物上の知識をある程度習得したにすぎません。

そこで、今のところは十六の考察を何度も繰り返して、なんとか瞑想を深めようとしております。

具体的には、一番目から十六番目の考察までを、強く実感できるできないにかかわらず、順次実行していきます。次に十六番目から一番目まで、逆を辿っていきます。

そしてまた、一番目から考察を進めていき、今度は、実感できるまで各考察を丁寧に実行していき、今の段階で自分が達することができたとかなり強く実感できる段階までのぼります。

一度、十六番目までのぼり、次に下っていくメリットは、登って行くときよりも、下っていくときの方が、各考察を客観的に見られるといいますか、実際に各考察について実感しているか否か、という状態を捉えやすいということです。

うまく、伝わったでしょうか。つまり、高所から見下ろしたほうが、景色が良く見えるといいますか…

現在の私の瞑想の状況

さて、前述の方法で今は瞑想を進めている私ですが、教えにあるように物事は無常でありますので、時に応じて変わっていくこととは思います。

そんな中、一人で修行を進めて、本当にその方向が正しいだろうか、とか、この考察について実感できたと感じるがそれは正しい認識なのか、などと思うこともあります。

しかし、十六の考察について「呼吸を拠り所として瞑想を深めていけば、自然に各考察をのぼりつめていく」ということを信じておりますので、ほぼ疑いなく瞑想を続けております。

アーナパーナサティ・スートラは「正しい瞑想」の手引きであり、修行を円滑に進めるためのもの、そして各段階について、修行者がどこまで登ってきたかを指し示してくれる道標であると理解しています。

つまり、自然の瞑想でも方向が正しければいつかは、達するべき段階に達するが、アーナパーナサティ・スートラによってより早くスムースに確信をもって修行が進められると考えております。


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