第一部 一遍 伝説上の仏陀 第三章 説法


花畑

伝説上の仏陀における説法についてです。

説法

11.法の輪の活動開始(転法輪)
 仏陀は、ベナレスの鹿野苑(ろくやおん)に赴き、一時期弟子になり、修行の途中で離れていった五人を再び弟子にし、説法を開始する。

 「宗教生活に入ったものは、二つの生き方を避けなければならない。第一は官能欲を満足させる生き方、第二は苦行の生き方」以上の行き方を避けること、中道の法についてを説く。

 すなわち、正しい見解、正しい考え、正しい言葉、正しい行い、正しい生活、正しい努力、正しい思い、正しい瞑想がこれである。

 また、四つの尊い真理を説く。それは、「苦悩」と「苦悩の起源」と、「苦悩の絶滅」と「苦悩の絶滅にいたる道」とについての真理である。

法の輪の活動について

 中道の法が最初に説かれたことがわかり、少し新鮮な気持ちです。今も苦行を尊しとする一部仏教宗派について、考えさせられる冒頭です。各宗派それぞれの考えもあるかと思いますので、一度拝聴してみたい気持ちになりました。

また、四つの真理については、昔仏教書を読んだ時の印象が強かったので、記憶に残っておりました。苦集滅道、これから学び直す所存です。


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