第一、第二の考察を続けつつ、第三の考察に入ります。
第一章 身体と共に呼吸する「アーナパーナサティ・スートラ」の冒頭部分について
冒頭、仏陀は極めて巧みな教師で、説明する相手によって様々な方法論を用いたが、その基本にあるものは「四つの真理」があるだけである。
すなわち、苦しみがある、苦しみの原因がある、その苦しみには終わりがある、苦しみを終わりに導く方便がある、という四つの真理のことであると説いています。
「呼吸による癒し」の序章についてと、私の現在の状況
「呼吸による癒し」は、「出息入息に関する気づきの経」(アーナーパーナサティ・スートラ、安般守意経)をベースに教えを進めます。この経典は、仏陀が瞑想法の基本を説いたものです。
ヴィパッサナー瞑想を学ぶにあたって、まずは教科書を選びました
瞑想の効果については、多々考えられます。
心身ともにリラックスし、健全になる、集中力が増し、頭脳も明晰になる、など。
私が瞑想において目指すものは、上記はもちろんですが、主眼においているのは精神的向上です。