ファストフードのチキン原産国を調べてみた


フライドチキン

最近、チキンが危ないので、ファストフードのチキン原産国を調べることにしました。

はじめお断りしておきますが、私は大の中国ファンです。吉川英治氏の三国志から始まり、宮城谷昌光氏の春秋戦国時代の古き良き中国の物語をほぼ全巻読破しているほどです。アジアの文化に対して、中国の影響は計り知れないものがあるとも考えています。

しかし、それはそれ。最近の中国については、不信感がつのるのも無理からぬものがあります。中国フリークの私でさえ、そのように強く感じるのです。

今回の内容については、以下の記事に触発されて調べることにしました。

【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(409)日本に飛び火!中国猛毒食品があの有名チェーンに…+(1/3ページ) – MSN産経ニュース


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今回調査の経緯

私は、ケトン体ダイエットを実施していて、糖質、つまり炭水化物をあまり摂らないようにしています。そこでタンパク質が大きな栄養源となります。ケトン体ダイエットについては以下のページを参照ください。
参照ページ:ダイエットについて

牛肉は最近物騒な話が多いので、チキンがその主な食材となるのです。糖質を制限するダイエットにおいて、昼食の選択に困ることもしばしばですが、そんな中、チキンは調達のしやすい、かなり優秀な食材なのです。

得に、ケンタッキーフライドチキンなどにはよく、お世話になります。チキンは私の食生活に無くてはならないものです。そこで、例の記事に触発され、ファストフードとよばれるお店のチキン原産国について調べることにしたのでした。

結果、面白いことがわかりました。

現在、このような形態の飲食店において、食材の原産国を明記するのは当たり前のこととなっているのです。消費者にとって都合の良い、大変ありがたい制度と言えましょう。

※企業モラルの高い飲食店では、農林水産省が作成した「外食における原産地表示に関するガイドライン」にしたがって原産国の資料を提示している。

主要各店の調査結果

以下、調査結果を記します。(資料について、直接リンクすると資料が更新された時にリンクが切れてしまう可能性があるので、資料の提示されているページへのリンクとなっています)


1.モスバーガー
わかりやすく原産地国の資料が展示されている。
MOS BURGER|モスの安心・安全|商品情報|主要原産地情報

内容も詳細で、オープンな雰囲気に好感がもてた。しかし、照り焼きチキンに関して、チキンの原産国が中国であった。チキンバーガーのチキンカツの原産国は日本もしくはフィリピンである。モスは野菜なども新鮮で私的評価も高いため、今後も利用したい。よって、以降はチキンバーガーを食することにする。

2.マクドナルド
何故か、たまに食したくなるマックのハンバーガー。しかし、今は牛肉を食さない私である。最近はてりたまチキンにはまっていた。確かに美味しい。しかし、例の記事により、マックでチキンを食することはやめにした。

マックも潔く原産地国資料をわかりやすい位置に提示している。そこは大変好感をもてる。
主要原材料の原産地 | おいしさと安全のために | McDonald's Japan

しかし、チキンはやはり中国産。しかも「心配ならば、購入を控えてもらうしかない」との対応だったとのこと。よって今後マックでは、コーヒーのみをいただくことにする。

PS:MACの安全説明(得にチキンについて)が強化されたようです。例の記事が余程響いたのかもしれません。素早い対応で、わかりやすい内容でもあります。今後の状況によっては、マックでコーヒー以外も食するようになるかもしれません。しかし、中国の状況が改善されるまではやはり心配です。

3.ケンタッキーフライドチキン
中国のお店では、マック同様薬漬けのチキン使用が問題視されていたケンタッキー。しかし、日本のケンタッキーでは、原産地国がわかりやすく提示されている。
ケンタッキーフライドチキン|おいしさの秘密(安全・安心)|ケンタッキーフライドチキン 商品主要原産地情報

そして、チキンは中国産ではなく、ほとんどが国産。やはり、製品は価格だけで判断してはいけない。今後、チキン関連のファストフードが食べたくなった時には、ケンタッキーを利用することとする。(異論や間違いの指摘がある場合は知らせてください。対応します)

※調達の都合により、他の国から仕入れることもある、という一文は若干不安。

4.ロッテリア
私の調べた範囲では、明確な原産地国の資料の提示を確認することはできず。よって、ロッテリアの利用は、状況が善処するまでは控えることとする。

5 サブウェイ
あまり行かないのだが、(店舗が近くに無い)ナチュラルな雰囲気に惹かれて、調べてみた。結果、わかりやすい位置に原産地国の提示が無かった。

他のホームページから原産国へのリンクがあったので調べたが、リンク先も無くなっていた。たまたま現時点だけメンテナンスなどの理由で提示されていないのかもしれないが、とても残念である。

PS:ここまで記述してから再度調査すると、以下に原産国の資料がありました。
サンドイッチのオーダーメイド メニュー 野菜のサブウェイ – SUBWAY

アレルゲン情報というPDFに併記してあったのです。それによるとローストチキン系のチキン原産国は日本でした。照り焼きチキン系はタイとなっています。「」というところが気になりますが、ローストチキンは安全そうです。

6 フレッシュネス
フレッシュネスは名前の通り、フレッシュな食材を使っている印象の強いお店。実際、価格が高めだが食材はフレッシュで美味しい。原産地国の提示も一目でわかる位置にあり好感がもてる。
(株)フレッシュネス|MENU|原材料・商品に関して

しかし、照り焼きチキンは中国であった。照り焼きとして加工されたチキンは中国原産が多い?

安く仕入れられれば良いのだろうか。それだけではないはず。得にフレッシュネスのような形態であれば、多少高くとも国産の安心できるチキンを使うべきではないだろうか。それが、消費者、売る側双方で、Win,Winの公式になると思うのだが。

※なお、チキンの原産国について、別途「輸入鶏肉製品について」という資料でも簡単に説明されています。原産国が中国であることが明示される結果となるにも関わらず、モラル意識の高い会社だと思いました。

7 ファーストキッチン
残念ながら、わかりやすい位置に原産地国を示す資料が提示されていない。ビーフは安心なオーストリア産と謳っているので良いのかもしれないが、チキンのメニューもあるのでわかりやすい提示が求められる。

PS:ここまで記述したところで、ページ下部に「カロリー・アレルギー情報」という小さなリンクがあることに気づきました。クリックして見ると、そのページに原産国の資料がありました。

失礼しました。しかし、わかりやすい位置に提示して欲しいと考えます。この資料によるとチキンの原産国は日本、タイ、ブラジルです。ひとまず現在提示されている鶏肉問題についての懸念はなさそうです。
カロリー・アレルギー | ファーストキッチン


以上の結果からすると、ファストフードのチキンを食べたくなった場合、しばらくはケンタッキーか、モスのチキンバーガーとなりそうです。

サブウェイは失礼ながらパンが大きすぎるので、糖質制限には不向き。違った理由ですが、私は利用しません。糖質制限されている方でなければ、お薦めです。

ファーストキッチンも良さそうです。店舗があまり無いのが残念です。

*上記記事はあくまでも私的主観に基づいた内容であること、つまり自分の好みによる判断が大きいことをお断りします。

*記述に大きな間違いがある場合は、お知らせください。善処します。

*上記の記述において、もしファストフード店側で虚偽の資料を提示していた場合、発覚した時点でそのチェーンはおしまいだと思います。そのようなリスクをおかして虚偽を提示するはずがないと信じます。

いかがでしたでしょうか。私に関して言えば、最近はファストフードの利用は激減しています。不透明な部分が多すぎます。

正直に言うと、ひと月に一度くらいは、体に悪いものを食してみるのもありか、といった冒険心で利用しています。多少高くとも良いので、もっと安心できるショップが増えれば嬉しいのですが。

Photo by thebittenword.com


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