私は自身の実践経験を通して、「アンチエイジングダイエット 糖質制限からの総合的アプローチ」という書籍を著し、電子書籍として出版しました。
そしてこの書籍にある方法で、70Kg超の体重を筋肉量を減らさずに二ヶ月で60Kg、三ヶ月で57Kgまで減量することに成功しました。ちなみに身長は170cmなので極端に太っていたわけではありません。この体型で13Kg無理なく落とせたことが「アンチエイジングダイエット」でも採用した糖質制限【ケトン体】ダイエットの優れたところです。
そして現在私は、58Kg台程度で体重を維持し続けています。若干増えているのは、体重の減少が止まらず逆に増やすように調整したためです。また筋肉量がアップしたことも影響しています。
58Kg台になってからは、安定して体重を維持しています。リバウンドの兆候は全くありません。何故ならダイエット以前の生活から較べて、生活態度や精神面など考え方そのものが変わってしまったからです。今回はその考え方に基づき、リバウンドを回避する方法についてまとめていきたいと思います。
何故リバウンドするのか
ダイエットは、ある程度の意思の強さや決意があれば誰にでも実行できます。糖質制限【ケトン体】ダイエットを実行すれば、自分の標準体重より10キロ重い人が10キロ減らすことは簡単なことなのです。問題はその後、達成した体重を如何に維持するかです。つまり、リバウンドを回避する方法が鍵となります。
それでは、何故リバウンドするのでしょうか。簡単に言えば、ダイエット中に実施していた事を続けられないからです。禁煙と同じです。タバコを止めることは一時的であれば誰でも出来ます。一、二ヶ月止めた人は掃いて捨てるほどいるのです。しかし、本当にタバコを止めるのに成功した人間はごく一部、一生その状態を続けられる人だけなのです。
ダイエットも、ダイエットという行為自体は、二ヶ月、三ヶ月続けることは可能でしょう。しかし、一生続けるとなれば、ダイエットをし続けているという考えではダメなのです。それでは辛すぎます。そうではなくて、その状態が普通であると考えられる心構えが必要です。つまり、根本的な考え方から変える必要があるのです。
一般的なリバウンドの仕組み
さて、リバウンドの具体的な仕組みはどうなっているのでしょうか。一般的に言われているリバウンドの仕組みと必要な対応策を上げてみましょう。
1.極端な食事制限の影響で身体が栄養分を過剰に吸収するようになってしまう。
これは糖質制限【ケトン体】ダイエットでは有り得ません。何故なら、カロリー制限をするわけでないので、身体が飢餓状態にはならないからです。十分満足のいく食事量を摂取しているので、過剰な栄養吸収をする身体にはなりません。
2.ダイエットの影響で筋肉量が減り、基礎代謝が減少してしまいリバウンドする。
これも「アンチエイジングダイエット 糖質制限からの総合的アプローチ」を実行してのダイエットであれば、ありえません。筋肉量を減らさずに、むしろ増やす方向で実施するのがこのダイエットの基本だからです。
3.ダイエットのストレスによる反動で、以前より食欲が増してしまった。
「アンチエイジングダイエット 糖質制限からの総合的アプローチ」は、ストレスを解消しながら実施するダイエットなので、正しく実施すればこの問題は発生しません。
4.だんだん気が緩み、いつのまにかダイエット以前の生活に戻ってしまう。
これが問題です。つまり「何故リバウンドするのか」で記述したように、短期的になら誰でも出来ることでも、長期的にはとても困難なものとなるのです。「普段の生活」というところの「生活」の習慣を根本的に変える必要があります。考え方を変える必要があるのです。その考え方を変えていくことが、本記事の目標となります。
さて、次回は「リバウンドの問題点」について考えていきたいと思います。
Photo By Helga Weber