第十の考察まで進んだ私の今の状況について


澄み渡った空

さて、一時期のスランプを抜けだし、コツコツと瞑想修行を続ける私の現在の状況についてご報告します。

第十の考察における喜びに達しているか

しばらくスランプのような状態であった私の瞑想修行ですが、第九の考察でそれらが迷妄であることに気付かされました。

そして、迷妄を消すのではなく、共にあり、無垢な気持ちでただその迷妄を見つめるようにしたことで、その状況を乗り切ることができたかと思われます。

現在、第十の考察まで進み、今までの成果を振り返ると、まだそれほどここまで達成したという実感や喜びを感じることができません。

坐を安定させる、呼吸を見つめる、身体を静める、心のプロセスを見つめ、静める、喜悦などの段階は経験したと感じます。

「心の状態に親しくなって、何が現れても観察することができる」という状況にも達したと思います。

しかし、集中がまだ足りない気がします。

今のところ、無理やり各段階の状態になるのではなく、自然な状況で移行できればと思っております。各考察の段階まで戻ったり、進めたりといったやり方も実施しています。

現在の瞑想の状況

現状の私の場合、坐るとすぐに心が静まってしまい、大きな感情の動きなどもなく、心を観察するのが難しいと感じています。

むしろ、今のところは日常生活において、より心を観察する機会があり、またわりと頻繁にそれに着手できる自分があります。

その点は、かなりの進歩と感じます。

どのような感情、心の状態にも目を背けたり、逃げたり、考えないようにする、といった過去に行なっていた反応をせず、それらと共にあり、静かに見つめ、それらがやがて消え去っていくことを観察することができるようになった、と感じます。

それによって、現在発生している外部的問題が解決するか否かはわかりませんが、少なくとも内面的問題は解決することがわかりました。

そして、その内面的問題解決が、外部的な問題にも良い方向に作用するのではないかと感じております。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA