「呼吸による癒し」の序章についてと、私の現在の状況


カエル瞑想

「呼吸による癒し」は、「出息入息に関する気づきの経」(アーナーパーナサティ・スートラ、安般守意経)をベースに教えを進めます。この経典は、仏陀が瞑想法の基本を説いたものです。

呼吸による癒し-序章

さて、序章では著者、ラリー・ローゼンバーグの一連の修行経歴を紹介した後、アーナーパーナサティ・スートラの概要説明となります。

アーナーパーナサティ・スートラは、16の考察から構成され、それらがさらに4組みに分かれています。

最初の4つ 呼吸が体に現れてくる際にその呼吸を明晰に意識することについて

2番目 感受に焦点をあてる。 感受とは、私達が感覚器官で感知することができるあらゆるもの

3番目 心 私達が感受に概念を付加しながら作り上げている諸々の心理的構成作用と感情に焦点を当てる

4番目 純粋なヴィパッサナー、すなわちすべての現象の背後に存在する法則性を見抜くことに移る

そして、これらすべての土台が呼吸であると説いています。

修行者はこの呼吸というシンプルな乗り物にのって、心を静めるところから出発して最も深い智慧にまで、すなわち涅槃に至るまで連れて行ってもらえます。

また、この経典は「サティパッターナ・スートラ」(気づきの確立に関する経)に直接的に関連しています。

「サティパッターナ・スートラ」とは、テーラワーダの伝統において仏陀の瞑想に関する教えの核心とみなされている経典です。

※テーラワーダとは:上座仏教、上座部仏教のこと

また、著者は、学究と修行はひとつになると信じ、実際、学究と修行を並行して実施しているようです。

本書を使用しての修行方法として、最初に全体像を把握しておくことが大切なので、解説全体を読んでおくことがベストである、と推奨しています。

修行を日常生活に導き入れることはとても大切なので、最初のうちに6章も読んでみることをお勧めする、とも述べています。

現状の理解と実践について

さて、以上が「呼吸による癒し」の序章の概要です。

これだけでは、まだまだわからないですが、「アーナーパーナサティ・スートラ」がとても大切で基本的な経、仏陀の教え、であることがわかりました。

仏陀は、瞑想についてとても重要な位置づけをしていたと認識しております。仏陀の瞑想についての教え、「アーナーパーナサティ・スートラ」の16の考察にそって、私も瞑想を実践的に学んでいきたいと思います。

また、日常生活への導入も進めたいと考えます。(まだどのように導入すれば良いのかはわかりませんが)

現在のところ、朝起きたらまず座ることを実行しています。

とにかくどんなに急いでいても1分でも座ることにしているので、だいぶ習慣付いてきて、忘れることはなくなりました。

長い時間座っていることは、まだ難しいです。現代人の特性でしょうか、何かに焦っていて、落ち着いて座っていられないのです。私の特性でしょうか…

なお、足はうまく組めるようになりました。結跏趺坐というやつです。

形はそれ程重要ではないかもしれませんが、慣れると半跏趺坐よりもこちらの方が重心が落ち着くというか、安定します。

最初のうちは足が痛いので、無理にすることはないかと思いますが。


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